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ブレーキペダル ボアボア事件

  • sakae21a6m21999
  • 2025年12月21日
  • 読了時間: 5分

更新日:1月5日

 師走と字で書くごとく忙しさのあまりあっという間に12月も下旬に突入。

 もう年越しのそばを予約する時期になってしまいました。


今年一年、皆様の124のご体調は如何でありましたでしょうか?安心してクルーズすることができましたでしょうか?



今回は11月にあったブレーキペダルのボアボア事件のお話です。


 お客様ではなくS124所有の友人が『ブレーキがなんかおかしいので見てくれない?』とのTEL。

内容は休日乗らないと月曜日の朝にはブレーキペダルがボアボアするんだけどコレっておかしくない?

とのこと。


エンジン始動して運転し始めるとブレーキタッチは戻って普通に効くんだけど。。。


 とりあえずは置いてけ堀にしていただき3日放置して乗車。オォッ、ボアボアじゃん。(笑)


TELにて『いつからこんな感じ?』と聞くと、

ブレーキパッドとブレーキ液交換した後しばらくして気が付いたとのこと。


 実走して気が付いたのだが、強いブレーキを踏むとハンドルが細かく左右に取られているような、、真っ直ぐに止まらない、、暴れる感じ、とにかく急制動時の車体の安定性が悪い。一つ一つのキャリパーに正しい圧が掛かってないような、、。


 とりあえず疑われるエア噛み込みのチェックからしてみると、驚きのブクブク、エアー噛み。

出るわ出るわ4か所すべてのキャリパーからブクブクとエアーが、、。


 後で聞いた話ですがオーナーと友人の二人作業でブレーキ液の交換を素人なりに一生懸命やったそうで。

あぁ、きっとブレーキペダルも底まで何回も強く踏み込んだのでしょうね、しっかりと。


有名な話ではありますが壊れる可能性が、、この車種はペダルを踏んでのブレーキ液の交換は避けるべきかと


 しっかりと専用の器具を使用してエアー抜きをした後、実走にて前述した症状は解消し、急性同時の安定性は回復、前後のブレーキが決められた配分で地面に張り付くようにしっかりと制動します、またハンドルが取られるようなこともなくなりました。


 やはりこうでなけりゃブレーキは、、、と気を良くして『これで治りました)と言いたかったのですがボアボアの奴が残っています。3日くらい放置してドライバーズシートに乗り込みブレーキペダルを踏んでみると、、


ボアボアです。あらあら、、、


 はい、次に考えられるのはマスターシリンダーかな。シャシーNo.から品番を割り出したまではよかったのですが、調べても調べてもネットで出てこない。慌てて自社の倉庫奥深くを探してみると1点だけありました。

(画像上)なんと純正部品、Lucas製です。



早速マスタ―シリンダーの取り外しを実施します、結構厄介な作業ですよ。

ブレーキ液は下に落ちると塗装を侵すので養生は下まで厳重に施します。



 リザーブタンク内のブレーキ液をポンプで全部抜き、残った分はブレーキキャリパーからもある程度抜くことで全量抜ききることができます。


 頭の血管が切れそうになるかもしれないほど力を入れないと外れないのです、このリザーブタンク。

リザーブタンクから下に伸びる耐油ホースはもうカチカチでダメになってますので交換ですね。



やっとの思いでオリジナルのマスタ―シリンダーが取り外せました。


 マスターバックもオリジナルLucas製ですね。上面が少し茶色がかっているのにお気づきでしょうか?


 この124あるあるでエンジンヘッド周辺からのオイル漏れを放置して長い間乗っていると油煙がエンジンルーム内に定着して硬化、茶色いオイル皮膜を形成します。エンジンルームを見てこのような状態であればらこの症状を患った履歴があるか現在進行形かどちらかのはずです。

 大分清掃してめくりましたが全部やる時間はありません、ほどほどにしておきます。



 マスターバックの穴の中はどうなっているのでしょう?生業にしているしている人以外あまり見たことのある方はおられないのでは?



 無事に新しいマスターを取り付け固定、なかなかアクセスしにくいボルトもあり難儀します。

先ほどの硬化してボロボロだった耐油ホースも国産品に交換です。



 リザーブタンクを取り付け再度エアー抜きを実施しました。

あとはボアボアが再発しなければ根治したことになります。


 友人に経過を報告した折に、『マスタ―シリンダーって交換するものなの?』と言われましたが、本来リペアキットも出ているパーツですので中のゴムシールなども寿命があることは確かです。症状が出なければその必要はない、、、とも言い切れないものではあります。30年間使い続けて重要部品であるマスタ―シリンダーのメンテをしていないというのはどうだろうと考えます。


 3日後の点検時にボアボアがなくなったことは言うまでもありません、これで一安心。

しかし素人のブレーキ液交換でマスターシリンダーをやってしまった感もあるわけで、2回分のブレーキフルード消費と純正部品の高額マスターシリンダー、作業工賃と大きな出費をすることになった友人でした。


 ブレーキマスタ―シリンダーも純正品、OEMが入手困難になり格安の社外品が出回っています。今まで修理で使用して大丈夫だった実績のあるパーツメーカーでないとお客様に推奨できないのが現状です。


 ブレーキペダルの踏みごたえに違和感を感じたら直ぐに主治医に見ていただくことをお奨めします。


 メリークリスマス!! 年内事故無くご安全に!!


 
 
 

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